ヴェネチア国際映画祭

保険会社から「治療を中止します」と言われたら‥ - 交通事故賠償示談交渉

保険会社から「治療を中止します」と言われたら‥


040064.JPG最近、通勤途中に2件の交通事故を目撃しました。
通りすがりだったので詳しい状況は知りようがなかったのですが、
それよりも、命にかかわる事故でないことを祈るばかりです。

興味本位で様子を眺めたいとは決して思いませんし、
できることなら遭遇したくないものです。

誰も事故を望む人はいません。でも、ちょっとした油断が
取り返しのつかない状況を生むのです。




◇交通事故で怪我をした場合、最初に心配になることは何でしょうか?

加害者はちゃんと治療費を払ってくれるだろうか?
完治するまで通院することができるだろうか?

いらぬ心配でしょうか?
確かに骨折とかの見た目に明らかな怪我に関しては、状態がはっきりしているので、さほど心配はないかもしれません。

しかしながら、頚椎・腰椎捻挫などの場合ですと、見た目にはわかりにくいので、治るまで果たして治療が出来るかという心配があります。

痛みは目に見えません。

それゆえ、周りの人の理解が得にくい一面があります。

それだけではありません。
被害者さんの多くはちまたでウワサされる、保険会社による「治療の打ち切り」を恐れています。

これは単なるうわさではありません。
実際の話として、
「痛みが治らないのに勝手に保険会社に治療を打ち切られ困っている。これからどうしたらいいのか?」

といった声はよく耳にします。



◆注意すべきことがあります!

ほとんどの被害者さんは保険会社からの「治療の打ち切り」に関し、勘違いをしています。

それは

「治療費は第三者(加害者)の不法行為により発生した損害である」ということです。

このことから、保険会社が一方的に「治療を中止します」といってくることは実はありえない事なのです。

医療機関での治療は加害者の不法行為によって発生したものですから、その治療費用は当然損害であり債務になります。

通常として、怪我の治療費は保険会社が医療機関に直接支払っている場合が多いので、損害や債務という感覚が無いと言えるかもしれません。

でも、もし加害者が無保険で治療費を支払ってくれなかったとしたら、被害者自身が自腹で治療費を支払うことになりますので、当然ながら損害(債務)という意識は強くなると思います。


「治療費は第三者の不法行為により発生した損害である」ことを確実に認識することが出来れば、保険会社が一方的に「治療を中止します」などと言っていること自体ありえない事なのだとご理解できるのではないでしょうか。

保険会社は加害者に代わって債務の支払をしているわけですから、「一方的に治療費の支払をしません」というのは、加害者の債務の支払責任を「勝手に放棄します」と言っているようなものです。

ですから、

「保険会社に病院の治療費の支払を中止された」というのは、知識不足による状況認識の誤りです。

本来これは「保険会社が治療費の支払いを中止した」のではなく「保険会社が治療費の立替払を保留した」と考えることが筋です。


◆しかもこの「支払いの保留」は、法的には全く問題がありません。

※民事による損害賠償では、損害額が確定した時点で損害を賠償すればよいので、交通事故治療の治療費(損害)も治療が終了し、全ての治療費が確定した時点で支払えばよい事になります。

あえていいますと、任意保険会社は”サービスとして”毎月の治療費を支払っていて、その扱いは内払になりますので、例えその支払いを保留しても法的にまったく問題はなく、任意保険会社に法的に治療費を支払わせることは出来ないということです。


つまり、治療費立替の保留に関しては、「治療費を支払わない」と言っているのではなく、「今までは内払いをしていましたが一時保留にさせていただきます」と言う意味になります。

⇒任意保険は、「自賠責保険の人身傷害部分120万円」では足りなくなった場合に保険金の支払いをしますので、最初は自賠責保険に対し保険金の請求をし、その保険金で治療費などを支払っています。


これを、「任意一括対応」と言いますが、多くの損保会社は支払いが自賠責保険の120万円に近づくと「今月で治療費の支払いを中止します」「来月一杯で治療を終了して下さい」「後はご自身の健康保険を使って治療をして下さい」など、色々な言い方をして治療を中止させようとします。

(最近では、自賠責保険の収支が悪化している為、120万円に近づかなくても通院2〜3ヶ月で治療中止の打診をしてくる事例が増えています)


018066.JPG
保険会社としては、早く治療を中止させるため、いかにも今後治療費は支払いませんと聞こえるような言い回しをしてきます。
私達(被害者としての)はその言葉尻に振り回されないようにすべきです。

また、「後はご自身の健康保険を使って治療をして下さい」と言った後に、「なお、その健康保険の治療費については支払えませんよ」といった虚偽の連絡をしてくる場合もあるようです。



※保険会社からの治療費の内払いが保留になったため、健康保険を使用して自腹で治療を継続した場合でも、示談の際に被害者自身で立て替えた治療費の回収ができます‥。


※健康保険組合に「第三者行為届け」を出しておくことで、健康保険組合は7割の負担分を保険会社に求償することができます。
しかも、その原因が他の人(加害者)に責任がある場合は、加害者に対し、損害を請求することができます。

と言うことは、被害者が立て替えた3割の治療費の回収も可能と言うことです。


保険会社から「治療を中止します」と言われたら‥

私達は保険会社から治療を受けさせてもらっている訳ではありません。
被害者はあくまでも被害者であり、保険会社は加害者の債務の支払責任があります。

保険会社から治療を中止する、打ち切ると言われ(これは実に不自然なことなのです)治療を諦めようなどと思わないで下さい。

治療をさせてやっているようなそぶりで話しをする保険会社にも問題がありますが、その不自然さに気づかない被害者にも非はあると考えるべきです。自分の身は自分で守るというように、少なからずそのための知識は抑えておきたいものです。


◆痛いものは痛い、治療が必要であれば治療を継続する勇気が被害者には必要ですし、「治療をする権利」を知らなくてはなりません。

保険会社に言われれがままに、途中で治療を止めてしまった後に、もし後遺障害が残っても誰も面倒を見てくれません。


◆このように、交通事故の治療や損害賠償は、被害者が知っているか知らないかで明暗が分かれてしまう世界なのです。

▽▽被害者の最大の武器は知識です!!▽
⇒これさえあれば大丈夫!高額損害賠償獲得用「究極の交通事故損害賠償請求完全マニュアル」

保険会社による治療打ち切りカテゴリの最新記事
| このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
Copyright © 交通事故賠償示談交渉 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。